シングレアジェネリック

シングレアは、気管支喘息や花粉症などのアレルギー性鼻炎の治療に使われる抗アレルギー薬です。

その主成分モンテルカストは、気管支の収縮や炎症を引き起こすとされるロイコトリエンの働きを抑え、咳や喘鳴、息苦しさなどの症状を和らげる事からロイコトリエン拮抗薬とも呼ばれます。

喘息の発作を抑えるだけでなく鼻粘膜の炎症にも効果を発揮し、今までの抗ヒスタミン薬では対処できなかった花粉症やハウスダストなどによるアレルギー性鼻炎の改善にも最適です。

医師の判断によっては子宮内膜症など、他のアレルギー関係の治療に応用される事もあるようです。

シングレアジェネリックも同じくモンテルカストが主成分ですので、気管支喘息の発作予防やくしゃみ、鼻水、鼻づまりの改善など同様の効果が得られます。

抗ヒスタミン薬では対処できなかったアレルギー性鼻炎の鼻づまりにも効くため、抗ヒスタミン薬と併用する事もあるようです。

用法としては、気管支喘息の場合、成人で1日1回10mgを就寝前に水などで飲みます。

小児の場合は気管支喘息の予防のみに使うことができ、6歳以上は5mg、1歳〜6歳未満は細粒1包で4mgを1日1回就寝前に服用します。

アレルギー性鼻炎、とくに花粉症の場合、花粉が飛び始める前から服用を開始すると効果的です。

1日1回5〜10mgを就寝前に服用しましょう。

光によって成分が不安定になりますので、開封後15分以内に服用するようにして下さい。

24時間効くタイプですので服薬管理がしやすく、飲み忘れも少ない薬だといえます。

また、シングレアやそのジェネリックを気管支喘息の治療に使う場合、発作が起きてから止める作用はなく、発作が起こらないように継続的に服用して炎症を抑えるようにしなければなりません。

改善の効果が現れるまでに数週間かかる事も考えられますので、とくに小さなお子さんの場合は保護者が長期的に規則正しく服用できるように管理する必要があるでしょう。

長期間の服用は肝臓に負担をかけることもあるので、定期的に血液検査や尿検査を受ける事も大切です。

シングレアジェネリックでしたら価格も1/3以下に抑えられますから、長期治療の負担を減らしてくれます。

副作用としては、気管支喘息ですと下痢や腹痛、吐き気や胸やけ、頭痛などがあり、アレルギー性鼻炎ですと口の渇き、眠気、胃の不快感や下痢、頭痛や発熱などが現れることがあります。

他の抗アレルギー薬と比べると軽微なものばかりですが、万が一大きな異常が現れた時は、直ちに薬の使用をやめ医師に相談して下さい。

他にも、抗凝血剤やアスピリンなどのザフィルルカスト製剤、エリスロマイシン製剤などのプランルカスト水和物製剤などと併用すると、薬の効果が強く表れたり半減したりする事があるので、シングレアジェネリックを利用する時は事前に確認しておきましょう。